それよりあたしは稜君の彼女でいいの?



あたしなんかが…。



「百合…。」

「稜君……。」

「付き合おう。」

「……え?」

「秋チャンとか関係なく、ちゃんと…な?」

「っ…ぅ…」

「俺あんたの事好き……かもしれないから…。」

「うぅっ…。」



好きじゃなくても、稜君があたしを見てくれるだけで、凄い嬉しい…。



ただそれだけでも嬉しい…。



「ほら寝ろ。早く直せ。」

「ん…。稜君は…?」

「側にいるから。な?」



あたしがこんなに幸せな気持ちで寝れたのは久し振りだった。



稜君…大好き…。