祥也はその人を話す時笑っていた。



「それにしても稜は百合に好かれてるな~」

「っぽいな。」



ずっと服を握られてる。



「稜もいつ何が起こるかわかんねーぞ。」

「肝に銘じとく。」

「そうしろ。」



額に汗を滲ませながら寝るコイツは、どんな思いなんだろう。



どんな思いで告白したんだろう。



「ん……稜…く…ん……」



寝言…。



「フッ…。祥也、俺もう悩まねぇから。」

「良い結果期待してる。」

「あぁ。」



もう悩まないし、考えない。



俺らしくいる。



その時の俺は何故か笑顔だった。