「お前昨日まで夏風邪だったんだろ?無茶すんなよ…。」

「だって…。朝には平熱に戻ってたし…。」

「でも病み上がりなんだろ…。」

「うぅっ…。」



言い返せないよぉ~…。



「それとも何?知恵熱とか?」

「それはっ…。」



否定は出来ないけど…。



「心配かけんなよ。」

「えっ…。」

「何だよ。俺って人を心配しないような奴と思ってたのかよ…。」



ひでぇ…。と嘆く稜君。



あたしは稜君が心配してくれた事が嬉しかった。



「あの…仕事は?」

「俺が変わりに入った。」

「そうなんだ…。」



お客様に悪い事したな…。