「あ、そうだ!!」



俺の指名客の平川さん。



確か…雑誌の出版社に勤めてる。



「オーナーいるかな?」

「オーナーって祥也さんですか?」

「そうそう!雨宮祥也!!」

「今聞いてきます。」



祥也さんに用かな?



祥也さんいたっけ?



「草薙さん!」

「どうかしたの?」

「平川さんが祥也さんを呼んでます。」

「あ~…今日いないからな…。俺が出向くよ。」

「ありがとうございます。」



でも何の用だろう…?



まさか俺に飽きて、指名代えるとか!?



いや有り得ねぇか…。