ドアの内側ひとりたたずんで
涙を拭いているよ
外は車が走る
エンジンの音に攫われそうで
いつからだろう
足が透けて見える

いまどこを歩いてるのか
なにがしたいのか
なにを感じたのか
見えない紙ヒコーキ飛ばしてみたけど
どんなに慎重に飛ばしてもすぐに落ちてしまうよ


聴いてたよ
少しでも勇気があったなら
「大丈夫だよ」と言えたのに
ほんとはね
わかってる君の気持ち でも
不器用な僕にはうまく言えない
もし僕の一言で君のヒコーキが折れたら
飛ばすこともしなくなってしまうでしょう

 「自分でなんとかしなきゃいけないから」
 僕はなんでも聞くから
 一人で悩まないでよ

さっきからずっと鳥が鳴いてる
あぁ 朝になったんだ
いっぱい寝たのかな

ココロが軽くなってる
雲が消えた後
やわらかいぬきもりが体中を包んだ

ほんのすこし、取り戻せたのかな
前向きに生きよう


よかった 
少し安心したよ
時間かけて見つければいいさ
僕はずっと見守っているよ
出来れば君に届けたいよこの気持ちを

これがすれ違いなら僕はそれでいい
君が強く
自分なりに生きようとしてることみえてるから
信じて待っているよ