振り返ったフィルムの向こうは霞んで
幼い僕とたぶん君が絵を描いている
後ろ姿だけ でも 笑ってるんだろう

教室に居るみたい
オレンジの風が二人を包んでそっと守ってる そんな風景 
だけど触れちゃいけないんだなぁ 見つかっちゃまずいから
僕はここで君達を見てるよ
忘れてたり知らなかったりする君達を

受話器をとるときいつも手が震えていた
ヘンだけどそんな自分がちょっと好きで
一言一言噛み締めながら声にする その一言一言で君が傷つかないように

想像すればするほど泣きそうな幸せがあふれてくる
それは例えると四つ葉のクローバー  
僕達の周りだけ


君は僕より先に雪を見ているから僕は目を閉じて雪を先取りできる 桜の色も金木犀の匂いも

人とは違う色だけどこの糸はいつか長いマフラーになって二人を包む
そして同じ雪の上に立つ
消えない足跡つくる
僕はここで君達を待ってるよ
二人だけの大丈夫を持った君達を
不安になると少しココロが曇る
嫌いな僕を見せたくなくて偽ったり無理矢理思い出作ろうとして
そんなバカな僕のせいで君は泣いた

いつからか僕は君を信じている
成長したんだろう

それは例えると四つ葉のクローバー
君がくれたもの

さあ、準備はいいかな
世界にひとつだけのフィルム
鞄にしまっておくよ
そのときが来たら再生しよう

 君達と僕達から
この声を聴いて笑ってる君たちへ