ペアだ・・・

どうしよう・・・。

ううん・・・


あ!!


無い脳みそである言葉がひらめいた

それをダイ君に言った。

「ネックレスは2こだ。

一つはダイ君の、そしてもう一つは

ダイ君があげたい人

好きな人にあげなよ。

今そんな人がいれば、その人にあげれば良いし

いなければいつか見つけた時まで取っておけばいい」

そして、2本のネックレスを渡すと

ダイ君はマジマジとオレの顔を見つめて


「はい」


そう言って、オレにネックレスをくれた。


!?!?!?


オレは不意の出来事に口をあんぐりした。

ダイ君はモジモジしてる。


そして、少ししてダイ君は口を開いた。


「カイト兄ちゃんが好き

昨日は楽しかった、ありがとう。

ボクもお兄ちゃんみたいになりたい」

とちっちゃい声でぼそぼそと言った。


マジか

そして名前覚えてくれたんだ。

「そっか、じゃあオレみたいになれよ。

ダイ君ならもっとずっとスゲぇヤツになれるさ。

向こうに行っても頑張れよ!

お母さんにも優しくな!!」


オレは続けた


そして、カッコいい男になれよ!

もっとそのネックレスが似合うような、な!

これは男の約束だ!!!」

そういって、ダイ君とギュっと握手した。


「バイバイ」