翌日、マンネリ化してきて眠い以外の何物でもない授業を受け終え

またヒマな時間がやってきた。


今日、何しよ・・・。

バイト、もっとシフト入れたいな・・・。

てか、サークル何か入っとけば良かった。


なんて始まる前から終わってる感じの考えを巡らせていると、フミが提案をしてきた。

「今日、家来ない?」

「いいの?いいなら行く」

ヒマだし、一人暮らしの部屋ってどうなってるか何となく気になったのでフミの提案に即答した。


場違いなオフィス通りをムダにだらだらと歩き、駅まで向かう

その中である疑問が湧いたのでオレはフミに尋ねてみた。

「なぁ、一人暮らしって寂しくない?」

するとフミは答えた

「ん、別に。オレ一人とか全然平気だから」

確かに、ヤツはオレと違って一人、に対して何とも思っていない感じがする。

初めて会った時も他のヤツと違って、友達を作ることにがっついている感じがなかったし

一緒にいてもあまり他の連中を気にしたりしないというか・・・・

・・・

よく分かんないけど

群れたい

一人じゃ耐えられない

そんなオレとは大違いだ。


「コウキは一人がダメなタイプだよね?」

フミは言った。

「だな、オレ高校とかトイレは絶対連レだったし」

「そんな気がする」

オレの答えに対して、フミは早口でそう言って黙り込んだ。

オレも話すことが無くて黙っていたが

・・・

なんだろう・・・


フミってたまに、こんな風に凄い違和感がある時がある。