翌日、オレはやっぱりフミといた。

相変わらず眠い授業、ぬるい人間関係、理想と違いすぎる大学生活。

唯一、異なっていることと言えば・・・

オレがフミの過去を知ったこと。

まぁ、断片的に・・・だけど、

だからなおさらスッキリしない。

全部を知ったら知ったでまた違うモヤモヤがあるだろうけど・・・

今は頭の中を、手に入れたピースがだひたすら廻っていて、

そんな中であとはどんなピースが足りないか、を考えていた。


「ケイタ、ケイタ?」

もやもや原因になった超本人Aの声で我に帰った。

「ケイタ今日どうしたの?さっき呼んだ時もこうだったじゃん」


その通り

今日のオレはちょっと隙があればこのことを考えているし、そのまま入り込んで抜けれなくなって、何度もフミに覚まされた。


「寝不足っ!」

オレはだるそうに言った。
まぁ実際、だるかったんだけど・・・。

「ふーん、そっか」

と言いながら、ペットボトルの炭酸飲料飲もうとしてこぼしてた。

・・・

お前も今日おかしいから・・・。


やっぱ、お互いのこと知ったのがまずかったのかな。
お互いに気になって仕方ないというか・・・

・・・うわっ

そんなことを考えていると、急にオレの体に妙な震動が走った。

びっくりして声をあげたが、数秒後して落ち着いたら、その震動が携帯のマナーということに気付いた。


メールは、

・・・

リュウからだ。