そう。 後ろを向いていたって 時間が捲き戻ることはない。 あの日に戻る事は神様でも出来ない事。 「もうすぐですね」 「はい」 もうすぐ私は誓いを立てる。 翔ではない、違う彼と。 彼と立てる誓いは偽りの誓い。 それでも いつかはこの想いが離れる日が くるのかと考えてみるけれど。 ううん そんな日は絶対に訪れない。 だって私はこれから 神様に嘘をつくのだから。