ジジィは指を4本たて、気持悪い笑顔をあたしに見せた。

「どう?」

何が?
あたしはあんたなんかみたいなゴミとヤルわけない。

「離してよ!」

掴まれた腕は、力が強くあたしは逃げることは出来なかった。
なんなの・・・!
離してよ!!!

「何してん~の?オジサマ♪」

泣きそうになった時、いつも辛い時あたしを支えてくれた。
あたしの大好きな匂い、あたしの大切な友達。

「・・・君は?」

マヌケ顔してジジィは、あたしから視線を移した。

「有紀でーす♪」