……………みんな死ねばいいのに。

街はネオンで輝き、幸せそうな人々はあたしを見てみぬふり。
人って、結局そうなんだよ。
『自分さえ良かったらイイ』
なーんて、当然だよね?
そりゃそうだよ。
あたしもそうだったから―…。

「お嬢ちゃん…何してるの?」

「はぁ?」

2時間、あたしは街の隅で一人座ってたら変な人が声をかけてきた。

―――…援交ってわけ?

あたしは、知りたくもないのに勝手に頭が働いた。

「………ウザイ」

話しかけないでよ。
クソジジィ。
あたしがあんたと、ヤルわけないでしょ?