あれは小学生の頃よ…

『うぇ〜〜〜ん』

私はお気に入りの[くまっくん]のストラップをなくしちゃったの。

『どうしたの?』

声をかけてくれたのが…王子様なの!

『くまっくん………ストラップ…』

『もしかして…これ??』

王子様が鞄から取り出したのはくまっくんのストラップだった。
『あ〜〜〜〜桜のくまっくんだ…』

裏には桜の刺繍がされていたからすぐ分かった。
『はい。もうなくしちゃだめだよ。』

ちょこんと手にのせてくれた。
『お兄ちゃんのお名前は?』

『羽崎龍哉だよ!!じゃあね〜!!』

あの人カッコイイな…
小6ながらに思った。






という訳よ!!


『さびぃ〜〜パターンだなぁ』