翌朝、亜里沙はすっきりとしていた。

「決心決まったか?」

「うん、彼女もちとは別れて、もう一人と付き合ってみる」
「そうか」
「葉月は学校とは別人だね」
「猫をかぶっているからな」
「葉月…私たち友達…だよね?」

「…亜里沙がそうおもうなら」

トーストとハムエッグ、コーヒーの朝食をとり、僕たちは学校へ向かった。
むろん、品行方正な優等生の僕になって。