ゆっくりと坂を上り校舎に戻る。

生徒会役員だからこそ、この時間に学校にいてもおかしくはない。

薄暗い廊下を歩き、奥まった一角。

年期の入った女子校の。

そこは『生徒会室』だった。


ん?
あかりがついている?

誰かまだいたのか?
僕は扉を押し開けた。