「寝よっか」
コーヒーの入ったマグカップを片手に少し眠そうな顔を見せる暁羅さん
「朝になると寝れなくなっちゃう子?」
カーテンの僅かな隙間から朝日が射し込んでいるのが見えた
あたしも朝いつも遮光カーテンで部屋を真っ暗にして寝る
いつからか日の光があまり好きじゃなくなった
『あ、いえ。あたしいつも朝に寝てるんで』
「そ?じゃ俺ソファーで寝るからそっちのベッド、自由に使いなね」
『あ、あたしソファーでいいです!』
「いーって、気遣わなくて‥」
『それはこっちのセリフですっ』
あたしは暁羅さんの背中を押し、ベッドに連れて行った