体中に胸の鼓動が伝わりジンジンと熱くなった
あたしは思わず叫んだ
『‥暁羅さん!待たせてすいませんっ』
「早っ!どこのファミレスだよ(笑)」
『あのここ2つ行って曲がったとこの‥』
「あっこだろ?俺が思ってたのと一緒。どんだけ走ってきたんだよ?(笑)」
なんて言いながら吸ってた煙草を革靴で消した
「行こっか。」
トクン
急に優しく微笑む暁羅さんに少し鼓動が高鳴る
暁羅さんのちょっとした仕草や言葉でバクバクと音を上げるあたしの胸は、いつか破裂してしまうんじゃないかと思った
ほんの少しのことでこんなに胸が躍るのなんて初めてだった
『はい!』
暁羅さんの笑顔に負けじとあたしも精一杯の笑顔で返事をした