「で、でも近づけたことには変わりないじゃん。それに沙夜は客でも何でもないんだよ?普通だったら金払わないと一緒にいれない人なんだからさ」





そんな話を延々してるうちに、外を見ると眩しい朝日が射し込んできた



ほんといつの間にってぐらい、あっと言う間だった




あたしは眩しさのあまり片目で太陽を見ながら言った


『葉月、もう朝になっちゃったよ』





あたしの新しい生活が始まろうとしていた