「沙夜ちゃん‥‥?」 歩き出した瞬間に呼び止められたあたしはびっくりして跳ね上がった 振り返ると、暁羅さんが大量のゴミを両手いっぱいに持って立っていた 『あ、こんばんは‥』 「こんばんは。何してんの?」 『あ、あの』 やばい。 急に上がっちゃってあたし‥ なんだっけ‥ 「あ、俺ゴミ捨てに行かなきゃだからちょっと待ってて」 暁羅さんが両手いっぱいのゴミ袋をひょいっと持ち上げて言った 『あ、はい』