「ホラ、腕貸してみ」



『あっ‥』



血だらけになった左腕を引っ張り出されて思わず顔を上げた



「やっぱり」


あたしも同じことを心の中で言った



『‥‥//』


「そうだと思った」



暁羅さんが少し気の抜けた声で言う




『ごめんなさい‥』


「なにが?」


何がだろう?(笑)



『えっと‥その‥』


あたふたするあたし