『ハァ‥ハァ‥ッ‥‥ハァ‥ッハァ‥』



いつの間にかあたしは一人、夜の歌舞伎町にいた




「お姉さん何してんのぉ?よかったら俺らとあそぼーよ♪」


『‥ハァ‥‥ハァ‥』



「シカトー?ねーねー♪」




ポンと肩に乗せられた腕を手首を抑えてた手で掴んだ

男とあたしの手の間が血でぬめる


『‥‥離して。』


「え‥‥」


「やべーって、行こーぜ‥」



あたしは息を切らし痛む左手首を再び掴んだ