「沙夜〜コンビニいこ!」


『‥‥』



「沙夜ってば!」


葉月に肩をぽんと叩かれて、ふと我に返った



『え?あ、うん』


「聞いてた?(笑)」


『‥なんだっけ?(笑)』


「コンビニ!
 あたしチョコ食べたーい!」




ビルを出て歩き出すあたしたち


しばらく歩いてから葉月が言った