「さやか告白すればいいのに」
杏は簡単そうに笑っていた。

「ううん。見てるだけでいい」

だって本当はしげきが好きだから

「いけると思うのに〜」

「別に付き合う気ないし」

しげきしか考えれない。

「はいはい、じゃあ保健室行ってくる」
そう言って杏は教室を出て行こうとしているが先生に止められ怒られていた。


「しげきだけでいいよ。」

きっとこんなに、しげきに
依存しなければお別れの時だって
あんなに苦しまなかったんだ。

ただ私がバカだった

私が子供だった。

サッカーをやっている3年生を見ていると誰かが私に気づいたのか手を振ってきた。
「誰に振っているんだろ・・・?」
でもその人は紛れもなく窓には私しか居なくて私以外の人に手を振っているとは考えれなかった為、私はその人に手を降った


「さやか何、なにー?」

うしろから声をかけてきたのは
幼なじみのみきだった

「わあ!!!いきなり何!!?」
「あの先輩祐平君じゃんか」
「まぢ!!!」

幼なじみのみきとは仲良しで
恋愛の事はお互い、内緒はなしにしていた為、みきも私の恋愛の事は知っていた。

ただ、やっぱりしげきの事が言えない