なぜあの時、祐平君のことに好きと
言わなかったの?
ってよく聞かれる。

自分でも分からないが祐平君に問いかけられた時に頭の中に一番に出てきたのが何故かしげきだった。



もしあの時、祐平君の事が好きと言って
繋がりあえたなら
しげきにあんなに甘えなかったと思う

あんな苦しい思いをせずに
お別れできたと思うんだ。

選択ミスをしたとは思わないけど
ただ後悔は何度もした。

眠れない日々が続いた日もあったし
気がつくと目からは涙が出ていて
手首から血が出ていたし

もう一度戻りたい。

一度でいいから逢いたかった

抱きしめたかった