しげきにメールをし涙を止めて
私は学校へ行くことにした。

学校へ着くとクラスのみんなは外だった。

私はとりあえず職員室へ行き先生達に
自分がいま学校へ来たことを伝えた

「いま来ました〜」

最近では学校へ来たら職員室へ行き
この言葉を言うのが増えた。

先生は呆れた目でこちらを見ている
「授業は・・・体育か。ちゃんと出ろよ」

「・・・・・・・・」

「さやかも兄貴みたいになるなよ」

「関係ないから」

たしかに兄はいきなり学校を遅刻するようになったし、休んでばかりだった。

先生は心配しているのかよく分からない

授業なんて出る気分でもないから
毎日のように保健室へと向かった。
保健室の先生は優しくて、
特に何も聞いてこなくていい先生だ。


「あら、さやかおはよう」

「おはよう」

「次の授業は出るなら休んでもいいよ」

「うん、ちゃんと出る」

「じゃあ休んでもいいよ」

「おやすみ」

私はそう言って窓際のベッドを借りた
窓からは外で体育をやっているみんなの声がした。
きっと体育大会の練習中だろう

(しげきは今ごろ仕事かな。
きっと返事はきてないだろう)

私はしげきの事を考えながら眠りについた