頭を洗っている時、ケータイの存在がどっかから出てきて、私はありえないスピードで体を洗ってお風呂を出た。

頭をドライヤーで乾かしながら
ケータイを開くと
"メール1件"と表示されていた。
そのメールは紛れもなくしげきだった

【俺今日は休み
部活やってんのか!何部?】
私はすぐに返事を返した
【バスケ】
しげきからはいつもより早く返事がきた
【あそー】


(興味ねー反応だなあ(゚Д゚))

【興味ないなら聞くなよ(´_ゝ`)】

【だってバスケよくわからん】

【やっぱ大阪ばかっ←】

【大阪ええで!たこやき最高や☆
大阪来たことあるか?
大阪帰りたくなってきたやんかー】

【帰れば・・・】

【俺に帰ってほしくないくせに】

【別に(´_ゝ`)大阪ばかなしげきなんか興味全然ないよ】


本当はしげきに大阪帰ってほしくない
興味ないなんて全くの嘘
・・・・・好きじゃないもん。

【さやかはヒドい奴やな(^^;)】

【ヒドい奴じゃないよ。ただ全てに
関して興味がない】


ずっと続いていたメールが途絶えた。

「全てに興味がないはおかしかったかな
自分ていう存在に興味がないより
ましだろ。」


私はまた手首を切った