もう、夜10時…

さすがにそろそろ帰るか。

『亜美、そろそろ帰る?』
『うん。帰ろうか…ゴホッ』

なんか、さっきから亜美が咳してるのが気になる。

『送っていくよ』

『…いいの??』

『もちろん!!』

『ありがとう…ゴホッ』

『もしかして、風邪引いた!?』

『よく、わかんない…』

『上着貸そうか??』

『悪いからいいよ』

『俺は、大丈夫だよ!?』

『うちも、大丈夫』

ホントかよ…


『ホントに??』

『うん』


なんか、亜美、辛そうだった。

明日、学校無理かな…



20分くらい歩いてやっと亜美の家に着いた。

『今日は、ありが…とう…ゴホッ//しかも送ってもらっちゃって…』

『こちらこそありがとう』
『じゃあね』

『うん。体気を付けろよ!!あと、ダイエットもほどほどに!!』

『うん』

『じゃあな』


俺は、亜美が凄く心配だった。

なんか、嫌な予感がした。