『あっ、』 

隼人くんだった。


『あっ、さっきの…亜美だっけ??』


あたしの名前、覚えてる!!

うれしい。


『そうだよ』

『サボり??』

『そう』

『俺も』

やっぱりな…

『屋上で??』

『そう』

『一緒なんて偶然だ』

『はは…ってか、お前そんなスカート短くて寒くねぇの??』

『寒い…』

『風邪引くぞ』

あら??
心配してくれてる??

『引くかもね』

『ほら』

隼人くんは、あたしにカーディガンを着せてくれた。
『だめだよ!!隼人くんが風邪引いちゃう…』

『大丈夫。体は、喧嘩で鍛えてるし、学ランは、結構あったかい』

『そっか、ありがとう』

『うん』