屋上に行くと、そこにはもう、隼人の姿が
『遅い』
遅いって、今日は、遅刻してないし、あたしにしては、早いほうなんだけど…
『隼人が早いんだよ!!』
『こっち来いよ』
ちょっとドキドキしながらあたしは、隼人のそばに座った。
『もう、大丈夫なわけ?』
『大丈夫』とは、言わないほうがいい気がする…。
『大丈夫では、ない気がする…』
『じゃあ、今日だけは、優しくしてあげる』
今日だけ!?
どういうこと!?
『それ、どういうこと!?』
『こんだけ俺を待たせたんだからそれなりの覚悟はできてんだろ?』
ムリ!!
ても、弱気は、ダメ!!
『…で出来て…るに決…まってんじゃん!!』
ヤバッ!!
どもった!!
『ふぅーん。楽しみだ』
目がまぢだ。
ヤバいな…
『…』
『次の授業さぼるか?』
『めんどい』
『言うと思った』
だって、授業とか、まぢやってらんないから!!
『じゃあ、今からいいとこ連れてってやるよ』
えっ?
まぢですか!!
『行く!!』
『じゃ、行くぞ』
あたしは、隼人に連れてってもらった。
もちろん、
手をつないでね!!