『隼人くんかぁ。よろしく』
『あぁ…』
『じゃあ、もう行くね』
そういってあたしは、自分の教室に向かった。
これが、あたしと隼人の出会いだった。
『あっ、亜美おはよー』
教室に入ると幼なじみの奈菜があたしのとこへきた。
『おはよー、奈菜』
『今日も堂々と遅刻??』
『走んの面倒だった』
『まったく。問題児なんだから…』
『まぁ、いいじゃん』
『だめでしょ!!』
ホント奈菜は、真面目。
よく、こんなしっかりできるよなぁ
一時間目、
あたしは、さぼった。
屋上は、さすがに寒かった。
『うさむっ』
あたしは、こう見えて結構病弱。
すぐ風邪をひく。
今日は、いつもより寒い。
鳥肌が立つ。
誰??
屋上に誰か来たみたいだ。