『俺、そろそろ帰ろうかな』

竜くんが言った。

『じゃあ、あたしも!!』

奈菜が飛び付いた。

『じゃあ、送って行くよ。こんな時間に女の子一人は危険だからね』

奈菜の顔は、真っ赤。

なんだか、うまくいってんじゃん。


二人は、帰って行った。


あたしも、そろそろ…

『あたしも、そろそろ帰ろうかな』

『は!?お前は、帰さねぇぞ!!』

えっ!?

今なんて!?


帰さねぇ??

『なんで!?』

『言ったじゃん覚悟しとけって』

『嘘でしょ!?』

『嘘は、言わない』

そう言われたとたん、ベットに連れていかれ、押し倒される。

『隼人…ちょっと待って…』

『待てない』

体のあちこちにキスが降り注ぐ。

『…っ…イャッ…』

痛いよ…

『声、エロ!!』

隼人は、そういって、また、次々とキスしてくる。

顔が笑ってる!!

絶対面白がってんだ!!

『だって…でちゃ…うっ』
『もっと聞かせて?』

『…ヤ…ダッ』

『亜美、サイコー』

あたしたちは、そのまま、勢い止まらず一つになった。