退屈で死にそうだった時、隼人くんがお見舞いに来てくれた。
凄くうれしくて、たまには、入院もいいなぁなんて。
相変わらず苦しくてしょうがないけど、隼人くんが毎日来てくれる。
あたしは、次第に良くなっていった。
『亜美ちゃん、熱も下がってきたし、そろそろ退院できるね!!』
『本当に!?』
『うん。』
先生が退院できると言ってくれた。
その3日後、あたしは、無事退院した。
隼人くんが迎えに来てくれた。
『ありがとうございました』
『お大事に。ダイエットは、そこそこにね!』
『はーい』
病院を出た後、隼人くんと近所のカフェに行った。
『はい。これ、退院祝い』
そういって、隼人くんは、あたしに、小さな袋をわたした。
『わぁ!!かわいい!!』
ハートのピアスだった。
『好きだろ!?そういうの』
『うん。ありがとう!!』
『よかった。喜んで貰えて』
あたしは、そのピアスを付けてみた。