「っ私は どう償えばいい?」


「……償う?」


「私のせいで… 私が殺した。兵の兵達の家族になんて謝れば…」


涙が止めどなく溢れてくる…


「──兵達が王族を守るのは義務だ。そなたが気に病む事はない。」


エリーゼは自分の耳を疑う。


「気に…… それ本気で言っているの??!」

「ああ。それよりも…」


ドン!

話しの途中でアクトの腕は引き離され、身体を突飛ばされた。

「…ど と、…二度と私に触らないで !!」


床に突飛ばされ何が起こったのかアクトは分からず


エリーゼは泪で前が見えなくなっていた──。