それから数ヶ月後…
公民達を率いて
起こした暴動は、戦争へと変わり、
暴徒を指揮していたバルクトは、勝利する事で英雄と呼ばれる様になっていく。
勝利したバルクト反乱軍により、アルグレッドの内政は 建て直され、バルクト領となった国は
戦争を辞め
平和を守るよう言い渡さた。
国は英雄の
そのカリスマ性を発揮し、再び安定と国民の信頼を得る。
領主はいつからか、英雄。そして王と呼ばれる様になり、
アルグレッド公国は、占領地、そしてバルクト王国として。
一つの国として国民は、安定した暮らしと平和を手に入れた。
…だが
戦争の絶えない世界での 平和とは長く続く事が難しく、
バルクト一世の名の下
平和を愛した三世だったが、
建国75年目にして歴史から名を消す事となって行く──
元々恵まれた土地柄だった場所に建国された国であったため、繁栄には時間を掛けず栄華を極めたが、それが仇となり近隣諸国からの弾圧と侵略を受けたのだ。