一度離れたそれはエリーゼの瞳を確認すると、ふたたび 反対側の


頬へ優しくキスをした。


手を絡ませ握り締めていた腕は、いつの間にか離れエステリーゼの体を抱き寄せる。



「っっ!」

アタマが まっしろになる…



「姫よ 恐れる事はない。」

脈が上がり呼吸が荒くなる。