「気安く触らないで!私に触れて良いのは 私の夫となる者だけよ!!」


エステリーゼは激しく罵る。


相手に自分よりも下なのだと自分と相手に言い聞かせるために。王族で無くなったとしても 王族の誇りはまだ忘れていない。


…だがそう言った直後

エステリーゼは目の前の人間に目を奪われていた。