…何をどう言われようが


「人間じゃない国でしょう!」

お断り!!


── 竜は不敵に答える。明らかに声のトーンが上がっていた。王女は気付いていない。


『人の姿をしていれば問題ないのか?』



…なんだか嫌な予感がする。
…でもここで今更引くわけにはいかない。帰る場所なんて無いもの!



「人の姿で人の子供が産めるのならね!でもとびきりの美人でなくては嫌よ!!外見も中身もね!」

『中身は解らぬが 外見には自信がある。』


「へ〜 あっそう。」