『…いや。ますますそなたが欲しくなった。』


そう 普通に答えた竜の言葉に王女はヨロめく。
なっ何故!?心の底からそう思ったのに…!!!!


「…り 竜と結婚なんて 絶対に嫌よ!!他の条件にして!」 

『ならばここを 出て行くがよい。』

「!!!?」


鬼!!悪魔!!

全力でののしった。


『フッ…言いたい事はそれだけか?
可愛いものだな。』



王女は今度こそブッ倒れそうになる。

人間じゃない者と結婚なんて!

可愛いなんて!
ぜんっっっっっぜんっ嬉しくないっっっ!!!


『そう言えば自己紹介がまだであったな。』