神父が黙祷を捧げ

葬儀が終わると、火葬とする為に上官が場所を移す様にと指揮をとり、先導していた。



そんな中…


向こう側 アクトの背中越しに、ざわついているのが見える。


「ちょっと 邪魔。」


エリーゼはアクトを押し退け、二人の間から身を乗り出した。


「ひ…ひめぎみ!?」

「ククッ。クククッ…。」



動揺するフェイと、笑いを堪えるのに必死なアクトを後目に

エリーゼは親族達の様子の変化に、目を凝らしていた。