葬儀が終わる頃には、雨はやみ

光りが差し始めてていた。




エリーゼは見上げ思う。



(どうか…兵達が天国へと上れますように…どうか、どうか…)



そう心の中で、何度も願った。

其れぐらいしか、自分に出来る事が無い。



しばらくそうしていたあと、視線を戻すと

アクトが振り返り、自分を見て微笑んでいた。



「な なに?」


「…いや。何でもない。」


[また心の声を聞かれた?]

…でも


亡くなった人の幸せを願うのは普通よね。


変な事…思って無いわよね?


変な人…。