『落ち着いたか?』


!?…?…??

何処からか声が聞こえる。


聞き覚えのある声。

エリーゼはアクトとフェイを見上げ口元を確認したが、二人は前を向いたまま動いていない。



『大人しくしていろ。後少しで終わる。』


【あっ頭の中に声が響いてる〜!!!???】


エリーゼは再度、パニックになった。



【ひっ人の考えが読める上に………話しまで!?】


エリーゼは発狂しそうになりながら、心の中で怒り狂った。


【頭の中まで入ってこないでよ!!!!】

『しかし…』

【しかしもカカシもないっっ出てって!!】

『………。』


それきり、アクトからの返事はなかった。



何もしていないのに、エリーゼの体は、肩で呼吸をするぐらい興奮していた。



[ほんっっと 最悪!]