周りの人々も止めようとはしない。 誰もが真実を知りたいのだ。 腹を痛めて産んだ愛しい我が子が、魔物に喰われなければなかった理由を。 「な、何をバカな事を!王家に…など!反逆罪で捕らえられたいのか!?」 エリーゼは思わず声を挙げそうになったが、 視界にフェイが割り込み止められた。 エリーゼはそれでも行こうとしたがフェイに捕まり、 離せとばかりに睨み返したが、フェイは首を振る一方で離してくれそうにはなかった。