その姿を見たエリーゼの胃からは 絶えきれず、酸がこみ上げてきた。 「大丈夫ですか?!姫君!」 エリーゼの顔は、太陽が出ていない ほの暗い中でも分かる程 青ざめ血の気の無い姿になっていた。 フェイはその姿き堪らず声を掛けた。 「大丈夫…大丈夫よ。」 エリーゼがそう自分に、言い聞かせる様に言った言葉はとても弱々しかったが