「えっそれは…どういう事?」


「猊下は私に過去を忘れるよう言い付けられました。そして感情を捨てる様にと。」


「それって──。」




エリーゼはその時

昨日アクトが言っていた言葉を

ふと思い出した。





『信じられるのはそなただけ。』