「なっ…どうしてそんな風に言えるのよ。悪いのはあなたでしょう?」


「悪くなければ何を言ってもいいのか?」



エリーゼは一瞬たじろぐ


「い…嫌ならやめればいいじゃない。」



抱き締めた手が少し緩んだ。


「それは我の気持ちを その程度だと…そう思っているのか?」



エリーゼはアクトから逃げようとしつつも アクトの哀しげな言葉と様子に逃げきれなかった。



「どっどうして貴方が傷ついた みたいな顔をするの?傷ついているのは私の方よ。こんなっ無理矢理…」



それ以上キツくは言えなかった。




そんな顔…ズルイ