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────学校


ハァハァ

わたしは学校に着き、下駄箱のアイツの靴の有無を確かめる。


良かった…!!

まだいる!


わたしは、確認すると
靴を脱いで教室に向かう。

タタタタタッ

ガラッ


「孝太!!!」


わたしは扉を開けるや否や大声で叫ぶ。


だけど…教室に孝太はいなかった。




孝太…どこ行ったの──?



ふと空を見上げる。

空はもう雨が止み、暗くなり始めていて、場所によっては夕日が顔を覗かせていた。




「あ、雨止んだんだ…。


──!!!

虹だ!」


空のある一角に、綺麗な夕日と虹が浮かび上がっていた。


綺麗……。



──そうだ!

屋上!!



わたしは屋上に気付くと、すぐさま廊下に出て
階段を駆け上がり始めた。