そんなからかう気満々の優秀をよそに、千理はまだ少しぼんやりとした様子で逆に聞いてきた。

「中学生ってもう帰宅の時間かな?」

予想外の答えに面食らう優秀。

「え?妹とか居たっけか?」

変わらない雰囲気のまま千理は更に聞く。
「妹はいない。中学生くらいならもう帰ってる時間だよね?」

「え…そ、そうだな。部活入ってたらまぁ夜くらいにはなるのかならないのか…」

更に複雑になる会話の流れと質問に優秀脳内は?マークで一杯になった。