毎日、夜から始まる打ち合わせは、丸で夜が明けぬかのように延々と長いように千理は感じていた。

どこかのチームでトラブルが起きているらしい。

早急に対応と次回作を出さなければ納期に間に合わない。


直接的に千理は関係無いのだが、ここに居なければいけない事を少し憂鬱に感じる。


それは同席する優秀も同じようだ。何かが気掛かりなのか落ち着きが足りない。


が、千理は千理で、心のどこかに何かでドンドンと叩かれるようなザラツきを感じていた。


暫く連絡を取る事も、直接会う事も、また全く優里から連絡が来なかった事があるせいか…


千理は無性に…優里が心配でたまらなくなった。