少し俯いた優里を見た千理は、彼女の疲れ(?)を感じ取ったのか、頭を軽く撫でて言った。

「さて、優里ちゃんも疲れてきたかな?そろそろ帰ろうか」

そんな何気ない動作が恥ずかしくも何故か嬉しくて…優里もつい笑顔になった。


「あ、はい!楽しかったです」


「わっと…。ん、じゃぁ行こうか」


千理は一瞬笑顔に負けそうになったが平静を繕い、また来たときのような会話をしながらゲートを出た。