「どうしたの?」



なにかあったのかしら?



『あのさ、組員って皆殺しにした方がいいのか?』



敵の陣地に入っているのか、蓮は声を潜めて話す。



「当たり前じゃない。その組、潰しちゃって」


『‥‥‥‥了解』



手こずってんのかしら?



「何人くらいいるの?」


『500かな』



わお‥



「私も行こうか?」



私だって、実践経験くらいある‥。


少しくらいなら、蓮の助けになれるかも‥



『邪魔。来んな。』



 ── プチッ
  ── プープー



何よ‥


邪魔とか言わなくてもいいじゃない。